テープカットとくす玉で川の駅・伊豆ゲートウェイ函南の完成を祝う出席者たち=函南町塚本

 国土交通省と函南町が、塚本にある道の駅の隣接地で整備を進めてきた川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」が27日、オープンした。狩野川沿いに、河川防災ステーション機能を持たせた水防・交流拠点として5カ年計画で整備し、川の駅としては県内初の施設となる。仁科喜世志町長は「狩野川の中流域に位置し、想定外の水災害にも対応できるキーステーションとして大変心強い」と完成を喜んだ。

 国交省沼津河川国道事務所と町が完成記念式典を開き、牧野京夫国土交通副大臣、細野豪志衆院議員、岩井茂樹参院議員、土屋優行副知事らが来賓であいさつ。近隣市町の首長や地元県議、町議らが出席し、節目を祝った。

 牧野副大臣は「61年前の狩野川台風により死者・行方不明者853人という未曽有の大災害が発生した。水防活動の拠点となる整備はもちろんのこと、川には地域と人をつなぐ役割もあることから、一体的な地域交流の場としても活用されることを期待する」と式辞。関係者がテープカットやくす玉を割るなどして、完成を祝った。

 同施設は災害時に緊急復旧活動を行うため、輸送路としてのアクセス性や、道の駅との連携も考慮して整備。川の駅と河川防災ステーションを合わせた広さは約1万5千平方メートルで、整備費用は約15億円。国道136号バイパスを挟んで東側が道の駅、西側が川の駅としての役割を担う。道・川の駅が一体となった施設は全国5カ所目で、中部地方整備局内では初となる。

 オープンに合わせて、大型連休から水辺広場でのカヤック体験や多目的広場での防災キャンプ・アウトドア教室、ドッグラン広場での触れ合いイベントなども開く。

 【写説】テープカットとくす玉で川の駅・伊豆ゲートウェイ函南の完成を祝う出席者たち=函南町塚本