観音菩薩のご詠歌を歌う吉野住職(手前)と参列者=伊豆市修善寺の修禅寺

 ■参列者ら本堂でご詠歌

 伊豆市修善寺の修禅寺(吉野真常住職)で21日、観音菩薩(ぼさつ)像「修善寺『平和観音』」の大祭が行われた。例年は裏山の修善寺温泉生活環境保全林「千聖(せんじゅ)の森」に再建された像の前で営んでいるが、雨のため本堂に変更した。

 同寺護持会(田口行央会長)会員や地元住民ら約20人が参列。吉野住職はじめ僧侶による読経で世界平和を祈った。観音様のご詠歌も全員で歌い、吉野住職の法話もあった。

 終了後には、吉野住職が愛らしい観音様の絵を描き、「家庭和楽 諸災消除」の文字を入れたお札を家に持ち帰った。

 観音菩薩像は2015年に再建された。旧観音像は、金属製だったため戦時中に鐘とともに供出された。そのまま台座しか残っておらず、再建が地域の長年の懸案だったことから、戦後70年の節目に護持会が寄進した。大祭は翌年から行っている。田口会長は「今後も続けていきたい」と話した。

 【写説】観音菩薩のご詠歌を歌う吉野住職(手前)と参列者=伊豆市修善寺の修禅寺