総会の冒頭であいさつする土屋副知事=伊豆市役所別館

 ■前年度17万人「誘客を」 

 伊豆市の土肥港と静岡市の清水港を結ぶ駿河湾フェリーの利用促進を図る環駿河湾観光交流活性化協議会は21日、総会を伊豆市役所別館で開いた。運航主体が移行される同フェリーについて、採算ベースとされる年間20万人の利用確保を目指して取り組む新年度事業計画などを承認した。

 新年度事業には(1)観光交流促進事業(2)広告宣伝事業(3)環駿河湾地域周遊ルート活性化事業―を盛り込んだ。(1)はスポーツと連携した利用促進や地域の魅力を活用した商品造成支援、(2)はネット・会員制交流サイト(SNS)を活用した情報発信や交通事業者と連携した情報発信、(3)は2次交通アクセス強化や道路看板維持管理などに取り組む。

 事業を効果的に進めるため、協議会内に幹事会を設置した。2月に立ち上げた商品企画・営業支援チームで決めた企画・事業について、幹事長が執行権限を持ち迅速に進める。

 同協議会は県と3市3町(伊豆市、静岡市、下田市、西伊豆町、松崎町、南伊豆町)の行政、観光協会、交通事業者、美しい伊豆創造センターなどで構成する。

 会長を務める土屋優行副知事は「昨年の利用は一昨年より増えたが、まだ20万人に達していない。いかに誘客するかは、この協議会にかかっている。できることは何でもやっていきたい」と話した。

 同フェリーの前年度(4~3月)搬送人員は、前年比3・1%増の17万2399人だった。多くの利用促進策に取り組んだ10月以降の半年間だけを見ると、前年を12・8%上回った。

 フェリー運航主体は、4月に設立した一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーに移行される。6月からの移行に向け許可申請などの手続きを行っている。

 【写説】総会の冒頭であいさつする土屋副知事=伊豆市役所別館