九州場所の幕下優勝を報告する栃飛龍=三島市役所(2017年11月29日)

 三島市出身の元十両栃飛龍(32)=本名・本間幸也、春日野部屋=が、引退することが分かった。大相撲夏場所14日目の25日に引退届を提出し、同日、日本相撲協会が発表した。6月3日に同部屋で断髪式を行うという。

 栃飛龍は沼津市の飛龍高を卒業後に春日野部屋に入門し、2013年に新十両に昇進。2017年には九州場所で幕下全勝優勝し、十両に復帰している。

 ■「本人は悔いなくやった」

 栃飛龍が相撲を始めた小学2年から指導するなど、長年親交を温めている市相撲連盟の名誉会長で県相撲連盟副会長の鈴木忠友さん(75)は「自慢の突き押しがあったからこそ、十両に行けた。場所前に『精いっぱいやってきたが、体の衰えを感じている。今場所いっぱいで引退するつもり』と連絡があった。本人も、悔いのないよう目いっぱいやったと思う」と残念がった。

 市相撲連盟の杉山信二会長(55)は「(過去に骨折した)首や、腰のつらさを克服しながら十両になり、一度落ちてからまた十両に上がった。稽古はもちろんだが、一度陥落してから再び十両になるのは、並大抵の精神力ではできないこと。引退は残念だが、率直に『もう、無理はしなくていいんじゃないか』と、声を掛けてあげたい気持ち」と語った。

 【写説】九州場所の幕下優勝を報告する栃飛龍=三島市役所(2017年11月29日)