狩野川流域の重要水防箇所で合同巡視を行う参加者たち=伊豆市牧之郷の大仁橋付近

 ■問題点、改善箇所を再確認 国交省沼津

 国土交通省沼津河川国道事務所は28日、狩野川流域を対象に2019年度の「重要水防箇所」合同巡視を実施した。流域の4自治体(伊豆市、伊豆の国市、函南町、三島市)と消防団、建設業者ら約80人が参加し、流域の問題点や今後改善が必要な場所を再確認して回った。

 雨が多くなる出水期を前に、未然に意識を共有することで、水防活動を円滑に実施できるようにするのが目的。重要水防箇所は1級、2級河川で「洪水時に特に注意が必要な地点」を指し、狩野川には136カ所ある。

 このうち伊豆市では、以前に水位上昇によって堤防の裏から水が噴き出す漏水被害があった瓜生野地区や、増水により浸水被害が懸念される野尻川合流点をチェック。本年度は29日に行う沼津市、長泉町、清水町での合同巡視と合わせ、計15カ所を対象にしている。

 担当の土屋郁夫・調査課長は「これから雨の多い時季になるが、関係者同士で確認し合うことで、より安全に備えて出水期を迎えたい」と意義を語った。

 【写説】狩野川流域の重要水防箇所で合同巡視を行う参加者たち=伊豆市牧之郷の大仁橋付近