意見を書いた付箋をボードに貼る参加者=伊豆市役所土肥支所

 ■専門家交え意見交換 本年度中に基本設計

 伊豆市は29日夜、土肥地区で進める「“海とともに生きる”観光防災まちづくり」について考える会(市民集会)を市役所土肥支所で開いた。津波避難タワーと商業施設を併設した複合型施設を松原公園に整備する計画に伴い、同公園や施設、周辺整備について意見交換した。

 一般市民や各種団体関係者ら約60人が参加。市津波防災地域づくり推進協議会の加藤孝明会長(東京大生産技術研究所教授)、原田賢治副会長(静岡大防災総合センター准教授)も出席した。

  意見交換は(1)みんなにとって松原公園はどのような場所か(2)松原公園や複合施設において、市民や観光客は平常時、災害時にどのような利用を期待するか―の2項目をテーマに行った。参加者が意見を書いた付箋をボードに貼り、傾向ごとにまとめて発表した。

 (1)は「地区のシンボル(象徴)」「イベント時に訪れる」「待ち合わせ場所」「健康のために散歩する」「駐車所としての活用」「ドクターヘリの発着場」などの意見が出た。(2)は「商業部分の強化」「アスレチック施設」「温泉を活用」「観光客増加を見込める施設」「美しいタワー」「災害時に食べ物を提供する」などを求める意見が多かった。

 加藤会長は「土肥のシンボルにふさわしい姿形、普段使いできる施設、新しい魅力、町として観光できる拠点を求めていることが感じられる」とまとめた。今後も市民の意見把握や有識者による監修を行いながら検討を進め、本年度中の基本設計、来年度の実施設計、整備を計画している。

 【写説】意見を書いた付箋をボードに貼る参加者=伊豆市役所土肥支所