主屋床下の蟻害・腐朽検査を行う関係者=伊豆の国市韮山の江川邸

 ■県対策協 主屋床下など9棟 三嶋大社などでも実施

 重要文化財に指定されている伊豆の国市韮山の江川邸で5日、県しろあり対策協会(山島真雄会長)による蟻害(ぎがい)・腐朽検査が行われた。会員、昆虫、建築の専門家13人が、床下を主に主屋や仏間、門、蔵など9棟を調べた。

 同協会が同施設の検査を行うのは初めて。主屋の床下では、目視や打診、触診などでシロアリによる被害はないか、腐って形が崩れていないか−などを丁寧に確認した。写真にも収めた。後日、所有者に検査結果を報告し、今後の保存対策に役立ててもらうという。同協会は2008年度から県内の文化財建造物の保護のため、所有者から希望のあった木造建造物の検査を無償で行っており、これまでに100棟で実施した。本年度は同施設を含め、三嶋大社、三嶋歴〓師の館(三島市)、依田家住宅(松崎町)など11カ所46棟で行う。

 山島会長は「文化財建造物の蟻害・腐朽検査を始めたのは静岡県が最初。これからも貴重な文化財建造物を守っていきたい」と話した。

 【写説】主屋床下の蟻害・腐朽検査を行う関係者=伊豆の国市韮山の江川邸

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