記念植樹をする児童と地域の協力者ら=下田市の稲梓小

 ■校門前に大島、ソメイヨシノ

 下田市立稲梓小(竹内信子校長、児童90人)は28日、校門前にある「桜並木」の整備事業完了式典を開いた。学校関係者や地域の協力者など約130人が出席し、桜並木復活の第一歩を祝った。

 同校の桜並木は、1928年の校舎改築の際、早咲きの大島桜と遅咲きのソメイヨシノが10本ずつ交互に植えられた。県下で一番早く咲く桜として有名だったが、近年は樹勢が衰えて倒木の可能性もあり、児童の安全確保のためにも伐採、植樹して更新する必要があった。

 整備事業は国土緑化推進機構の助成金を得て実施した。助成金はコンビニ大手のローソンが全国で集めた店頭募金の一部。稲梓地区の区長会や里山倶楽部、いなずさ林業なども協力し、8月に伐採作業、2月後半に8本を植樹をした。

 竹内校長は式典で「美しい桜並木の復活に向けて第一歩を踏み出せた。協力してくれた地域や企業など多くの方に感謝したい」とあいさつ。児童代表の土屋日菜子さん(6年)は「整備した並木が再び桜の名所になってほしい。これからも学校の自然を大切したい」と述べた。

 来賓のローソン下田駅前店オーナー・若林伸協さんは「今後も自然に囲まれた素晴らしい環境の中で学べるよう心から願っている」と話した。最後に児童たちが「MIDORI」を合唱した。

 式典後は各学年の代表児童らが2本の記念植樹を行い、その後10本を植えた。

 【写説】記念植樹をする児童と地域の協力者ら=下田市の稲梓小