新年度の施政方針を示す福井祐輔市長

 ■福井市長が施政方針

 下田市議会3月定例会は3日、本会議を再開した。初の予算編成を終えた福井祐輔市長は、施政方針で2017年度を「変革元年」と位置付けた上で、「常に『市民の心をわが心として』諸課題を着実に解決するよう職員と共に一丸となってまい進する」との決意を示した。このほか、本年度補正予算7件を可決し、一般質問に2人が登壇した。冒頭、鈴木敬氏が二丁目の「ハリスの足湯」の復活を目指す「足湯施設条例」を提案し、7日に審議することになった。

 施政方針で福井市長は「下田市の現状はさまざまな面で凋(ちょう)落傾向にある」との認識を示し「この危機を乗り切り、明るい未来を構築するため、あらゆる面で能動的な施策を講じる」と強調。各種施策を能動的に展開するため、「再編成した統合政策課で、山積する行政課題を解決し、多様化する市民ニーズに対応していく」と述べた。

 就任以来、重点に挙げる経済活性化対策、人口減対策、防災の3本の柱については、「2017年度を変革元年と位置付け、全ての面で改善の方向にかじを切らなければならない」と強調した。

 経済対策に関し「基幹産業である観光業の振興に力を注ぎ、下田市の魅力を外部、特に首都圏周辺に広く宣伝する必要がある」との考えを示した。人口減対策に関し「市民が下田に住んで良かったと感じることのできる総合的な施策が必要」として雇用機会の創出、医療の充実、子育て支援の充実、少子高齢化対策の充実、教育の充実、疾病予防と健康増進の強化などを挙げ「各部署が連携して推進していく必要がある」とした。

 防災対策については「市民の生命財産を守るため、逐次不備な点を補うとともに、ハード、ソフト両面で対策を推進し、万全な災害対策の実現に向けまい進したい」とした。

 重要課題として新庁舎建設事業と市立中学校の再編を挙げた。新庁舎は「必要な調査や基本計画策定業務を進めるとともに、市民への説明会を開催し、市役所の位置に関する条例の制定に向け事業を推進する」とし、中学再編については「4校を1校に再編する事業を推進し、生徒の教育環境の向上を目指す」と述べた。

 【写説】新年度の施政方針を示す福井祐輔市長