伊豆霊場振興会が配信を始めた伊豆八十八カ所巡りのサポートアプリ「伊豆88遍路」

 ■88カ所巡り「若者も楽しんで」

 伊豆霊場振興会(遠藤貴光会長)はこのほど、スマートフォン向け伊豆八十八カ所霊場巡りのサポートアプリ「伊豆88遍路」を開発し、アイフォーンなど「iOS」用の配信を開始した。アンドロイド用も近く配信を始める。いずれもダウンロードは無料で、一部サービスに内部課金がある。

 伊豆霊場の普及と振興を願って開発した。アプリではスマホの位置情報機能、地図アプリと連携し、札所88カ寺と別格の旧札所2カ寺の位置や基本情報、利用者の位置と足跡を地図上に表示する。利用者が札所に近づくと、水晶のアニメーションと、ししおどしの効果音で到着を知らせ、朱印に相当する「お寺カード」(1カ寺100円)を入手できる。88カ寺全て巡れば、紙媒体の「結願証」の発行申請、全寺院の朱印をとじた「納経帳」を購入できるようにした。

 このほか、周辺の飲食店や宿泊施設の情報を提供する。位置情報の共有機能を使って、付近にいるお遍路さんを地図上に表示できるようになっている。

 伊豆八十八カ所霊場は四国や愛知県知多半島とともに江戸時代に始まった歴史あるものだが、存在を知る人は少なく、年間参拝者は四国のおよそ30万人、知多の5万人に対し100人に満たない数字にとどまっている。

 遠藤会長は「若い人でも霊場巡りを楽しんでもらえるよう開発した。近い将来、付近にいるお遍路さんがSNS(会員制交流サイト)を使ってコミュニケーションできる機能を加え、霊場巡りを通して人の交流、地域の活性化を図りたい」と話した。

 【写説】伊豆霊場振興会が配信を始めた伊豆八十八カ所巡りのサポートアプリ「伊豆88遍路」