清掃活動に励む参加者=下田市河内のお吉ケ淵

 ■27日に法要

 幕末下田の悲劇のヒロイン・お吉を供養する「お吉祭り」(下田市観光協会主催)に向けて、同市の河内区民ら約70人が5日、イベントの会場となる地元のお吉ケ淵周辺で恒例の清掃活動を行った。

 参加者は、供養の際にコイが放たれる池にたまった泥をくみ取り、周囲の雑草を除去。ツツジを刈り込むなどして約2時間汗を流した。鈴木一矢区長は「だいぶきれいになり、天国のお吉も喜んでいると思う。多くの観光客や市民が祭りに来てくれるとうれしい」と語った。

 お吉(本名・斎藤きち)は、幕末に米国初代総領事ハリスに仕え「唐人お吉」としても知られる。「唐人」と侮蔑を受け流浪の人生を送り、貧困や我が身の苦悩に耐えかねて、1891年3月27日に稲生沢川に身を投げたとされる。

 お吉祭りは命日の同日に開かれ、お吉ケ淵と菩提(ぼだい)寺の宝福寺で法要があり、芸妓(げいぎ)の演芸大会なども開かれる。

 【写説】清掃活動に励む参加者=下田市河内のお吉ケ淵