介護事業所で障害者を受け入れるための課題と解決方法を話し合う参加者=下田市中の県下田総合庁舎

 ■ふじのくに型福祉サービス 

 年齢や障害の有無に関わらず、制度や窓口の垣根を越えた社会環境づくりを目指す「ふじのくに型福祉サービス」の研修会が6日、下田市中の県下田総合庁舎で開かれた。賀茂地区の通所介護事業者約40人が参加。同地区で進んでいない「介護事業所での障害者の受け入れ」をテーマに、講演やグループワークを通して現状の課題と解決方法を考えた。

 富士市で老人ホームなどを展開する愛心援助サービスの石田幸樹専務が講演。障害者の受け入れについて「“お試し利用”などで施設と利用希望者の適性を事前に見極めることが大切。突き詰めれば障害者も高齢者もみな同じ人間。問題を一つ一つ解決していけば良い福祉環境が出来上がる」と力説した。

 参加者は、グループワークで受け入れ時の問題を話し合った。「障害の種類や対応の仕方などを学ぶ研修会を開いてほしい」「施設整備が必要な場合は行政の助成が必要」といった声が上がった。

 介護事業所での障害者の受け入れは手続きを踏めばできるが、賀茂地区では現在3事業所しか行っていない。

 同サービスは、2010年から県が各市町、団体、事業所などと協働で推進する取り組み。▽高齢者用施設を障害者の宿泊や子育て支援などに利用する「共生型福祉施設」▽地域交流の場をつくる「居場所」▽地域包括支援センターが各施設と連携して身近な問題を解決する「ワンストップ相談」−の3本の柱から成る。

 【写説】介護事業所で障害者を受け入れるための課題と解決方法を話し合う参加者=下田市中の県下田総合庁舎