下田市議会3月定例会は7日、本会議を再開し、議員発議による「下田市足湯施設条例」を賛成少数で否決した。二丁目の「ハリスの足湯」の復活を求める条例案で、市は議決を受け予定通り本年度末までに施設を解体する方針だ。

 提案者の鈴木敬氏は、提案理由として▽存続を求める市民の声が高まり、市民有志による「ハリスの足湯の会」が発足した▽周辺商店街からも復活の要望書が市に提出されている▽下田市を舞台としたアニメ「夏色キセキ」ファンクラブが復活を求め活動している▽新たな市長が誕生した―ことなど、同施設の設置条例が廃止された一昨年12月以降に状況が大きく変化していることを挙げ、賛同を求めた。

 審議は「運営には金も汗も出す組織が必要だが、運営母体があいまい」「施設は老朽化しており、改修が必要。市が今後整備するポケットパークに足湯を整備する方法論もあるのでは」など4時間に及ぶ活発な議論が繰り広げられた。

 ハリスの足湯は2000年11月、市が地元商店街の要望を受け中央商店街駐車場入り口に整備した。地元商業団体でつくる管理組合が指定管理者となり運営してきたが、経費負担が重荷となり、昨年3月末で撤退した。市は同施設の設置条例の廃止を受け、16年度予算に解体費80万円を計上している。