息子夫婦と孫の解体ショーやギター演奏を見守るイセコさん(右)=南伊豆町湊のみなとの園

 ■入所者家族が協力、演奏も

 南伊豆町湊の特別養護老人ホームみなとの園(江渡隆施設長)は7日、初の「マグロ解体ショー」を行った。入所する杉本イセコさん(99)の息子夫婦と孫娘が訪れ、解体やギター演奏を披露。ボランティアと握りずしを作り、利用者約100人に振る舞った。

 息子の邦男さんは湊で新屋魚店を経営している。妻美穂さん、孫彩さんと共に訪問した。

 約10キロのマグロ2匹を用意。邦男さんが頭を落とし3枚にして次々とさくにした。下田市食生活推進協議会のメンバーが酢飯を用意し握りずしにした。彩さんはギターの弾き語りで「糸」や「卒業写真」を演奏。イセコさんは息子の横で忙しく働いた美穂さんに「かあちゃんありがとう」と感謝した。

 同施設生活相談員の平尾薫子さんは「普段はあまり食べない利用者も、調理を目の前で見ると食欲が出る。地元の人との交流も喜んでいた」と述べた。

 【写説】息子夫婦と孫の解体ショーやギター演奏を見守るイセコさん(右)=南伊豆町湊のみなとの園