河津町議会は8日、3月定例会本会議を再開し、上村和正氏ら4人が一般質問を行った。事業費増大から当初予算案への計上を見送った複合施設について相馬宏行町長は、反対派議員が求める1年延期か見直しの要求を突っぱね、4月に住民説明会を開催し、6月議会で補正予算の議決を受けて今夏にも着工する方針を示した。

 質問は事業費増大の原因、文化ホール部分を切り離した子育て支援施設の優先整備、文化ホールの河津バガテル公園施設の代替活用、住民説明会の早期開催など複合施設関連に集中した。

 想定より2億円膨らんだ事業費について相馬町長と担当者は、人件費と資材の高騰、軟弱地盤対策に伴うコスト増などを指摘。現在進めている設計の一部見直しと精査では、納得できる事業費として「実施設計委託時に近い形」との表現で14億7千万円前後を想定しているとした。要求のあった子育て支援と文化ホールの分離は否定し、2月に予定していた住民説明会と同程度の説明会を4月中に開催する意向を明らかにした。

 巨額となる補正予算への批判に対しては相馬町長が「問題ない」と主張。懸念される財政、町民負担への影響も「負担が増えることはない」と明言し、直接的な負担増大を否定した。

 同日の議案審議では監査委員に田中の岡崎長治氏(65)、固定資産評価審査委員に見高の遠藤照之氏(70)の選任など16議案を可決し、散会した。

 次回本会議は9日午前10時から開かれる。