海名野神明神社人形三番叟の県文化財指定書を受け取る山本社長=西伊豆町役場

 ■海名野神明神社

 県文化財に指定された西伊豆町の無形民俗文化財「海名野神明(かいなのしんめい)神社の人形三番叟(さんばそう)」の通知伝達式が5日、町役場で開かれた。藤井武彦町長が県教育委員会からの指定書を、保持団体である地元の勇義社(ゆうぎしゃ、約30人)に手渡した。

 県や町によると、同三番叟は伊豆半島でも数少ない人形三番叟の一つで、唯一の「1人遣い」で知られる。千歳と翁の「裾突っ込み式」による1人遣いの操り法は、全国的にみてもほかにほとんど類例がなく、貴重な事例という。今回の指定で、宇久須や仁科など町内三つの人形三番叟が全て県の文化財となった。

 同社から社長を務める山本壮一郎さん(68)ら役員4人が訪れた。藤井町長は「末永く守り続けてほしい」と述べ、山本社長は「このような格付けをしてもらい、大変名誉に感じる。これからもますます励み、守り続けていきたい」と話した。

 【写説】海名野神明神社人形三番叟の県文化財指定書を受け取る山本社長=西伊豆町役場