“行方不明”となっている「はなこ」

 ■初のケース 「心当たりの人は一報を」 

 松崎町那賀の「田んぼをつかった花畑」でこの時期、毎年観光で訪れる人を楽しませている人間そっくりな“リアルかかし”1体の行方が、10日朝から分からなくなっている。製作した町まちづくりやろうじゃ協議会(稲葉里き江会長)のメンバーは「誰かが意図的に持ち去ったのでは」と心を痛めるとともに、「心当たりの人はぜひ一報を」と呼び掛けている。

 花畑のリアルかかしは、同協議会が町民有志と共に製作し、今年の春は5月の連休明けまで設置する予定。取り組みは3年目で、この春は「ちょっとレトロな花畑露店」をテーマに約30体を作った。

 “行方不明”なのは、ヨーヨー釣りをしようと玩具の千円札を握ってミニプールをのぞき込んでいたかかしの「はなこ」。白い帽子姿で、気付いたときに皆で周囲を探したが見つからず、支えていた2本の鉄筋だけが地面に置かれていたという。同会は「こんなことは3年間で初めてで、戸惑っている。心ない仕打ちに驚き、あきれ悲しんでいる。ぽっかり空いた『はなこ』の居場所を見るたびに寂しさが募る」と話し、情報を求めている。

 問い合わせは町企画観光課〈電0558(42)3964〉へ。

 【写説】】“行方不明”となっている「はなこ」(中央)

 【写説】「はなこ」がいたはずの場所を指し示す町民ボランティア=松崎町那賀の「田んぼをつかった花畑」