南伊豆町がこのほど、総務省の「お試しサテライトオフィス(外部小規模事務所)」モデル自治体に県内で初めて選ばれた。共立湊病院跡地を中心に、名勝地・弓ケ浜を抱える湊地区へ都市部のベンチャー企業を呼び込む。本年度は1499万1千円の補助金を使い、誘致に向けた広報や調査を行う。

 事業は2016年度にスタート。自然豊かな地方へのオフィス設置に関心のある企業を同省が3大都市圏で探し、モデル自治体が具体的なニーズ調査や受け入れ体勢を整える。これまで同町を含め、3県と15市町が選ばれた。

 南伊豆町は今後、住民と企業による誘致協議会をつくり地元と協力して事業を進めるという。将来的に5社以上の誘致を目指す。

 商工観光課の斎藤重広課長は「地域を巻き込み都会から人を受け入れる。新たに来た人は祭りに参加してほしい」と展望を描く。「四国で成功している情報技術(IT)系の企業誘致を想定している。伊豆の南端でも実現したい」と述べた。