複合施設工事予算を6月の一般会計補正予算案に計上しない考えを表明する相馬町長=河津町役場

 ■理由に解職請求など

 河津町が計画する複合施設整備事業の建築工事予算について相馬宏行町長は10日、町議会6月定例会で審議する一般会計補正予算案への計上を見送る考えを表明した。「(町長の)解職請求(リコール)署名収集活動や、もう少し町民の理解が得られていないこと」を理由に挙げた。計画の断念は否定し、署名収集、本請求などの「推移を見て改めて予算計上を判断する」と話した。時期は8月中ごろか10月中ごろが見込まれる。

 相馬町長は、町役場で記者会見に応じた。「事業を進める考えは変わらない」と明言した。解職請求の動きに関しては、これまで通り「見守るしかない」と話した。

 署名収集活動は、知事選前60日の5日から一時中断している。6月26日に再開し7月4日までとなる。署名簿提出後20日以内に審査などが行われ、7日間の署名簿縦覧、異議申し出などを経て有効署名数を告示、規定数を超えれば8月中ごろに本請求、受理後60日以内の10月中ごろに住民投票となる見込み。

 建築工事予算は約15億8千万円。町は、6月補正に計上し秋ごろの着工を目指していたが、先送りによって2019年3月の完成予定が遅れる可能性もある。

 相馬町長は、3月定例会で6月補正への建築工事予算計上を示していたが、4月の町議への整備計画案説明会で、5月1日までの住民説明会を終えて大型連休後に判断するとしていた。

 【写説】複合施設工事予算を6月の一般会計補正予算案に計上しない考えを表明する相馬町長=河津町役場