きれいな花やつぼみを付けた持ち帰り用のカーネーションを引き抜く参加者ら=河津町峰の平川農園

 ■13日間380人申し込み

 河津町の河津温泉旅館組合(鈴木彰治組合長)が主催する援農ボランティアツアー「カーネーション引き抜き農業体験」が10年目を迎えた。13日間で伊豆地区を中心に県内外からほぼ定員の380人が申し込み、宿泊客が3割を占める人気イベントに定着した。

 カーネーション生産農家は「母の日」に向けた出荷が終わると新苗への植え替え準備に入る。ツアーは、短期間に多くの人手を要する引き抜きを午前中2時間ほど手伝い花を持ち帰ってもらう。農家、旅組、参加者それぞれにメリットがある。参加は組合加盟施設宿泊客が無料、一般が2500円でキンメダイ煮付け定食昼食と温泉施設入浴券付き。

 14日は峰の平川農園のハウスで行われた。47人が参加、まだきれいな花やつぼみを付けた持ち帰り用のカーネーションを確保してから、引き抜きに汗を流した。東京都町田市などから家族6人で来た男性(74)は「農作業が好き。農家の役に立って花ももらえて楽しい」と話した。3、4年前も宿泊して参加したという。

 ツアーは、25日まで。農家5軒と町営「かわづカーネーション見本園」の6カ所で行う。同旅組は「リピーターの参加が8割に上る。来年以降も喜んでもらえるように継続していきたい」と話した。

 【写説】きれいな花やつぼみを付けた持ち帰り用のカーネーションを引き抜く参加者ら=河津町峰の平川農園