国産桜葉の生産量日本一を誇る松崎町で、特産のオオシマザクラが本格的な収穫シーズンを迎えている。同町道部の小泉農園では16日、桜スイーツ工房伊豆松崎工場の従業員らが協力して汗を流し、15センチ前後に成長した若葉を丁寧に摘み取った。

 町によると、現在約60戸の農家が5ヘクタール以上の畑で桜葉を栽培。年間出荷量は約2500万枚で、全国シェアのおよそ7割を占める。

 オオシマザクラは独特な芳香成分(クマリン)が豊富で、葉の裏側に産毛がないため食用に適している。主に桜餅などの和菓子に用いられ、水ようかんの装飾に使われる生葉の需要も高いという。

 今年は天候に恵まれ、生育は順調。作業では従業員ら7人が鮮やかな緑色の若葉を次々と摘み取った。収穫した桜葉は大きさをそろえ、50枚の束にして約半年間漬け込む。12~17センチの六つのサイズで選別し、出荷するという。収穫作業は大型連休明けに始まり、今後8月末まで続く。

 【写説】本格的な収穫期を迎えた桜葉畑で手際よく葉を摘み取る従業員ら=松崎町道部