南伊豆町は2018年度の開始を目指し、高校生通学費助成の検討を進めている。賀茂地区初で、伊豆全体では伊豆市が14年度から実施している。主にバス代の一部補助を想定し子育て支援と併せ、利用者増加によるバス路線維持も図る。

 町内の高校生は約200人で、町外の県立松崎高や下田高、稲取高へ通う生徒が多い。下賀茂バス停から松崎高校バス停までは片道1460円、通学定期は1カ月2万7510円かかる。町教育委員会によると現在は、保護者が自家用車で送迎することが多いという。

 町は全生徒がバス通学した場合の年間定期代総額を約2500万円と見込む。18年度は5%(125万円)前後を当初予算へ計上し事業を進めるという。

 南伊豆東海バスに委託する町自主運行バスは利用客減少で維持が厳しく、同町一条の八声トンネルを経由する伊豆急下田駅―下賀茂間路線は廃止が検討されている。岡部克仁町長は「まだ話し合いを進めている段階だが、保護者の負担軽減に向け予算化を進める。利用客を増やし路線維持にもつなげたい」と話した。