就任から“傾聴”と素早い実行を念頭に地域の住民たちと対話を重ねる星野町長(左)=西伊豆町仁科(6月下旬撮影)

 ■「住み続けたい町に」 若きトップ、住民と対話重ねる

 任期満了に伴う西伊豆町長選(4月)で、現職では県内最年少首長として初当選した星野浄晋町長(39)は、24日で就任から3カ月が過ぎた。選挙で掲げた「住民の意見にしっかりと耳を傾け、住民の声が届く“風通しの良い町政”」を有言実行すべく、日々、精力的に業務に打ち込んでいる。

 星野町長は「就任以来、なるべく積極的に外に出るようにすることで、お互いの顔が見える環境づくりに尽力している」と語り、住民による座談会などへの招待依頼があれば、「断らず、必ず出向いて町政報告や皆さんからの意見聴取を行っている」と、これまでの3カ月を振り返る。

 就任直後の5月には、早速庁舎内の機構改革を実行。まちづくり課については、行政の企画部門と“実行部隊”を一緒にすることで、よりスピード感ある町政運営につなげている。職員の働きやすさ、意見の出しやすさを実現させることで、短期間での観光活性化イベントの発案・計画−実施など、職員発信の動きも活発化している。住民からも「最近、役場の雰囲気が変わった」といった声が聞かれるようになったという。

 若きトップとして「役場にいても、予定が空いていたら誰が来ても断らないようにしている」というスタンスも徐々に浸透しつつあり、就任以来“傾聴”と素早い実行−に重きを置く政治姿勢を裏付けている。

 高齢化率が県下トップ(48%、4月現在)の町にあって、星野町長は就任時から「人口減少対策が急務」と話している。「住民に『住み続けたい』と言ってもらえるまちづくりを進めていく」と力を込める一方で、「いま西伊豆の町に住み、働いている若い人たちが、意外とお互いの顔を知らない」と指摘する。その上で、具体的な方策の一つとして「西伊豆町の中で、横の連携・つながりが強くなるような異業種交流会を開催したい」と意気込みを語っている。

 【写説】就任から“傾聴”と素早い実行を念頭に地域の住民たちと対話を重ねる星野町長(左)=西伊豆町仁科(6月下旬撮影)