■1案に絞り第三者委提案

 国土交通省は、伊豆縦貫自動車道路・天城湯ケ島―河津間の路線(天城越えルート)検討にあたり、10日から沿線の自治体や住民などを対象に意見聴取を実施する。意見聴取を踏まえ、三つの天城越えルート案を一つに絞り、第三者委員会の社会資本整備審議会中部地方小委員会に提案する。

 意見聴取は、ヒアリングとアンケート方法で9月10日までに終える。ヒアリング調査は、賀茂6市町、伊豆市など関係自治体をはじめ、地域の観光協会、商工会議所、商工会、警察、消防、医療機関など70団体以上を対象に実施する。

 アンケート調査は、賀茂6市町、伊豆市の全世帯(約4万8千戸)をはじめ、伊豆半島内の道の駅、同省沼津河川国道事務所のホームページなどで行う。

 天城越えルート案は▽天城北道路・天城湯ケ島インターチェンジ(IC)から国道414号に沿い、浄蓮の滝辺りから西側へ回り、河津下田道路・河津ICに接続する西側ルート▽天城湯ケ島ICから国道414号に沿い、天城会館辺りから東側へ回り、河津ICに接続する東側ルート(大部分がトンネル)▽浄蓮の滝辺りまで国道414号を改良利用し、その先は西側ルートと同じ現道活用+西側ルート―の3案。

 今回の調査は、概略ルート・構造を検討する「計画段階評価」の1作業工程。整備方針決定後、詳細ルート・構造の検討、環境影響調査などを経て事業化を決定する。小委員会の次回開催時期は未定。