新庁舎の基本計画の素案に対し、意見交換する委員=サンワーク下田

 ■市民の交流空間も

 下田市新庁舎等建設基本構想・基本計画審議会(稲葉一三雄会長、10人)の第5回審議会が2日、サンワーク下田で開かれた。基本計画の作成にあたり、事務局が1階を検診・市民ゾーン、2階を窓口ゾーン、3階を執務ゾーン、4階を防災・議会ゾーンとする4階建て庁舎の素案を示した。

 素案は、これまでの審議会の議論を踏まえて作成し、各ゾーンの基本的な方向性を示した。それによると、市民ゾーンは窓口利用の来庁者以外にも、市民活動・展示を目的とした市民が気軽に訪れることができる空間として位置づける。

 窓口ゾーンは、窓口を集約しコンシュルジュなどスムーズに対応できる仕組みを検討する。事務機能の執務ゾーンは、会議室など共有スペースの充実を図り、執務空間の利用については職員の意向を確認する。

 議場のある議会ゾーンは、汎用性の高い利用を検討し、災害対策本部を設置する防災ゾーンも専用室ではなく汎用性のある部屋として整備する―としている。

 素案に対する意見交換では「コスト削減ありきではなく、機能性を重視し、コンパクトでしっかりとした庁舎」といった審議会としての考えを確認した。

 今後、市は計画案を作成して、10月中に審議会に諮問し、答申を受ける。

 新庁舎移転新築事業は、市立稲生沢中北側の私有地約4500平方メートルを候補地に、上限30億円の予算で2020年度中の完成を目標に進めている。

 【写説】新庁舎の基本計画の素案に対し、意見交換する委員=サンワーク下田