船頭の藤井さん(中央)の案内で県内唯一の大型サンマ漁船を見学する親子=西伊豆町の安良里漁港

 西伊豆町の安良里漁港で9日夕、県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」(147トン)の子ども向け体験会が開かれた。小学生と保護者ら約40人が参加し、船内見学やサンマ漁の講話を通じて地域の漁業文化への理解と関心を深めた。

 安良里地区まちづくり委員会(西宮恂夫委員長)の主催。最盛期には、20隻近くが操業していた安良里のサンマ漁船について学んでもらおうと企画した。

 子どもたちは藤井晴正船頭(61)の案内で、操舵(そうだ)室や通信室、機関室などを順に見て回った。漁の際にサンマの群れを誘導する発光ダイオード(LED)集魚灯も、実際に点灯して紹介した。

 西宮委員長は「かつて漁師町として栄え、にぎやかだった地元に関心を持つことで、将来サンマ漁の漁師を目指す子どもが増えたらうれしい」と話した。

 【写説】船頭の藤井さん(中央)の案内で県内唯一の大型サンマ漁船を見学する親子=西伊豆町の安良里漁港