初水揚げされた伊勢エビ=南伊豆町石廊崎(午前5時20分ごろ撮影)

 ■11月末までまつりも開催

 県内トップの伊勢エビ漁獲量を誇る南伊豆町の石廊崎港で21日未明、今季初の水揚げが行われた。台風18号の影響で解禁日から4日遅れの出漁で、漁師は待望の赤い獲物を港に運んだ。初日は276キロが揚がった。同町では解禁に合わせ11月末まで「伊勢エビまつり」(町観光協会主催)が開かれている。

 伊勢エビが活発に動く新月の晩で、石廊崎海老組合(渡辺二三夫組合長、会員10人)は3隻の船を出し刺し網を引き上げた。網は丸めて運ばれ、港には“エビ団子”と呼ばれる獲物が多くからんだ網の塊ができた。

 組合の紅一点・鈴木政子さん(66)=山梨県出身=も漁に出た。鈴木さんは3年前に夫を亡くしてから本格的に船に乗り、男の漁師に混じって働いている。「今でも船酔いするが我慢する。水揚げを楽しみに頑張りたい」と話した。

 同町では毎年約40トンの漁獲があり、石廊崎は昨年の初日に約200キロを揚げた。10、11月に最盛期を迎える。

 伊勢エビまつりの期間中、同町の民宿は1人1泊2食で伊勢エビ1匹付き8500円、2匹付き1万500円(消費税、入湯税別)のプランを用意している。問い合わせは観光協会〈電0558(62)0141〉へ。

 ■24日に伊勢エビ大食い選手権 道の駅・湯の花

 南伊豆町観光協会は24日午前10時~午後2時、道の駅・下賀茂温泉湯の花で記念イベント「伊勢エビづくしの特別な日」を開く。伊勢エビの大食い選手権などを催す。

 大食いは小学4~6年を対象に3人1組で行う。先着5組まで当日午前9時から会場で受け付ける。クイズ大会が午前10時10分と午後1時10分、伊豆漁協南伊豆支所の出張販売や抽選会もある。問い合わせは同協会〈電0558(62)0141〉へ。

 【写説】初水揚げされた伊勢エビ=南伊豆町石廊崎(午前5時20分ごろ撮影)