■10日から受け入れ

 南伊豆町が10月10日から、湊の宿泊施設ヴィラ弓ケ浜で「お試しサテライトオフィス(外部小規模事業所)」の受け入れを始める。現地の費用を町が負担して、都市部など遠方の企業に短期間、事務所を開設してもらい事業を試す。主に南伊豆の地域課題を解決できる企業を集り、現在までに3社の申し込みがある。募集は10月10日まで、受け入れは12月9日まで行う。

 希望する会社はコテージを借り切り事務所兼宿泊施設として利用できる。基本的に1社3泊4日(最大6泊7日まで延長可能)で、毎週入れ替わる。コテージは2棟あり同時に2社ずつ、期間を通じ16社まで受け入れる。現地までの交通費と宿泊費は町が負担し、自動車とオフィス機器を無償で貸し出す。

 町は受け入れ事業を「南伊豆るプロジェクト」と題し、誘致対象を農漁業や教育振興、自然景観や温泉活用ができる企業とした。本年度は試験的で、意見を募り次年度以降の本格誘致につなぐ。

 同町は本年度、サテライトオフィスモデル自治体として総務省から約1500万円の助成金を受けている。動画やイベントでPRし、IT関連やゲーム、漁業ロボットの会社が興味を示しているという。

 町商工観光課の斎藤重広課長は「企業が来ても地域に受け入れられないと成功はない。交流を進める」と述べた。