枯れても新たに植樹することができない河津川堤防の川側にある河津桜=河津町沢田

 ■河津川沿い

 河津町と県下田土木事務所は30日まで、河津川沿いの河津桜並木に意見を求めるワークショップの参加を呼び掛けている。樹勢劣化や病斑の木が多く、堤防の川側には原則として新たに植樹できないため、並木の維持が困難になる恐れがある。

 浜―川津筏場の川沿い約4キロに約800本の河津桜が植栽されている。100万人近くの観光客らが訪れる河津桜まつりの“メーン会場”でもある。

 植樹から50年以上経過し樹勢が衰えたり枝に病斑があったりする木などが半数以上を占め、計画的な植え替えが求められるようになってきた。河川管理上、堤防に根が張るなど基準を満たさない場所の植樹は許されず、今ある桜が枯れても植え足すことはできない。古木は堤防の損壊につながる恐れもある。

 町と同事務所は「河津川流域における河津桜並木景観検討会」を設置、2018年度中をめどに「河津桜並木景観計画」策定を進めている。ワークショップは、住民らの意見を計画に反映させるために行う。10月11日に浜、笹原と谷津地区、12日に田中、沢田、下峰、上峰と大堰地区が対象で、共に町保健福祉センター・ふれあいホールで午後7時から開く。

 町は「河津桜の『ブランド力向上と継続』のため、いろいろな立場から意見を出してもらい、これからの並木を創出していきたい」と話している。申し込みは町産業振興課〈電0558(34)1946〉へ。

 【写説】枯れても新たに植樹することができない河津川堤防の川側にある河津桜=河津町沢田