伊豆名人戦で優勝した西山さん

 ■3部門に74人 「攻める形見えた」

 伊豆の将棋の祭典「第24回伊豆地区将棋大会」(伊豆新聞・熱海新聞・伊豆日日新聞主催、日本将棋連盟伊豆地区支部連合会・同下田支部主管、日本将棋連盟後援)が1日、下田市の道の駅・開国下田みなとで開かれた。伊豆内外から3部門に74人が出場。伊豆名人戦は、伊豆の国市の放射線技師西山嵩人さん(26)が元伊豆名人の武井雄一郎さん(39)を下し、初出場初優勝を飾った。

 ■王将戦は篠崎蓮太郎さん(東京)優勝 子ども名人は白井大晟君(南伊豆東中3年)

 伊豆名人戦は32人が出場し、トーナメントで競った。決勝は相掛かりの将棋から先手の西山さんが自陣に角を打って相手の押さえ込みに成功した。苦しくなった武井さんは自ら動いて形成を悪化させ、そのまま押し切られた。西山さんは「決勝は序盤難しい展開だったが、攻める形が見えてきて自分の将棋ができた」と振り返った。 伊豆王将戦は28人、子ども名人戦は14人が出場し、4~5対局の総合得点で競った。

 伊豆王将戦は、東京都世田谷区の会社役員篠崎蓮太郎さん(27)が5戦全勝で初優勝した。3年前からインターネットの将棋アプリに夢中になり、下田出身の知人の勧めで出場した。「将棋大会は2度目で、自分でもびっくりしている。来年も観光を兼ねて来訪し、連覇を狙いたい」と語った。

 子ども名人戦は、初出場の白井大晟君(南伊豆東中3年)が4戦全勝で優勝した。小学6年の時に将棋を始め、中学2年から下田支部の例会で腕を磨いた。「みんな強かったけれど、優勝できてうれしい」と喜んだ。

 今大会も伊豆ゆかりの青野照市九段と八代弥六段がゲスト参加し、指導対局や名人戦決勝大盤解説などが行われた。大会結果は次の通り。

 【伊豆名人戦】(1)西山嵩人(伊豆の国市)(2)武井雄一郎(大阪市)(3)長谷川安夫(伊豆市)(4)山本春義(伊東市)(5)品川悦郎(裾野市)

 【伊豆王将戦】(1)篠崎蓮太郎(東京都)(2)藤田勝美(神奈川県小田原市)(3)譲原実(同)(4)峯岸勉(下田市)(5)清田忠蔵(神奈川県大磯町)

 【子ども名人戦】(1)白井大晟(南伊豆東中3年)(2)西田彩人(下田小4年)(3)勝又蓮介(伊豆の国市・幼稚園年長)(4)勝又諒介(大仁北小5年)(5)高橋凰介(伊東旭小2年)

 【写説】伊豆名人戦で優勝した西山さん

 【写説】伊豆王将戦を制した篠崎さん

 【写説】子ども名人戦優勝の白井君

 【写説】青野九段(中央)と八代六段が見守る中、対局する名人戦出場者=下田市の道の駅・開国下田みなと