火の粉を浴びながら勇壮に手筒花火を打ち上げる若衆=下田市の稲生沢中

 ■勇壮に打ち上げ

 下田市河内の諏訪神社で250年以上前に始まった伝統行事「奉納花火大会」(河内区主催)が7日夜、稲生沢中のグラウンドで開かれた。秋の闇夜の中、地元の若衆らが手筒花火を勇壮に打ち上げたほか、工夫を凝らした仕掛け花火や回転花火が美しく輝き、多くの来場者を楽しませた。

 手筒花火は、長さ60~80センチに切った竹をござで巻き、火薬を詰めるという江戸時代の伝統製法に基づいて手作りしたもの。使い終わった筒を持ち帰り玄関に置くと縁起が良いとされる。今回は大小60本以上が用意された。

 若衆らが手筒花火を脇に抱え、降りかかる火の粉をものともせず堂々と打ち上げると、観衆から大きな歓声が湧いた。

 炎の色を変化させて四季を表現した花火、風車のように勢いよく回転する花火も披露された。

 須崎の鈴木敦子さんは「何度見ても迫力があってすごい」と話した。

 【写説】火の粉を浴びながら勇壮に手筒花火を打ち上げる若衆=下田市の稲生沢中