「伊勢海老列車」のヘッドマークを付けた貸し切り列車を写真に収める乗客=伊豆急下田駅

 ■町長ら50人出迎え

 南伊豆町などの協賛でJR東日本が行う団体貸し切りの「伊勢海老(えび)列車」が20日、3年ぶりに復活し伊豆急下田駅に到着した。町が250万円の補助金を町観光協会を通じて支出し一部費用を負担するお得なツアーで、乗客265人が町内6軒の旅館・ホテルに1泊2日で泊まる。駅では岡部克仁町長や観光関係者ら50人が横断幕を掲げて出迎えた。

 列車は伊勢エビをあしらったヘッドマークを付け、東京−下田間を直通運行した。下田では法被姿の町職員や旅館従業員が迎え、乗客は記念撮影をして旅を楽しんだ。千葉県から親子で訪れた30代女性は「盛大な歓迎に驚いた。伊勢エビや温泉が楽しみ」と話した。

 列車は2011年、東日本大震災後の観光低迷を打開しようとスタートし、14年を最後に中断していた。宿泊先の一つの旅館南楽(下賀茂)の渡辺洋次郎専務は「今は観光閑散期でありがたい」と復活を歓迎する。「再度来てくれるよう景色や食など、この時期の魅力を伝える」ともてなしに力を込める。

 乗客には1人2匹の伊勢エビが付く。別料金で町内観光案内があり20日は波勝崎苑や伊勢エビつかみ取り体験、21日は南伊豆アロエセンターなどを巡る。21日午後2時ごろに下田駅を出発する。

 【写説】「伊勢海老列車」のヘッドマークを付けた貸し切り列車を写真に収める乗客=伊豆急下田駅