コーヒーを飲みながらくつろぐ住民ら=下田市旧町内

 下田市とまちづくり実践会議は19日、稲生沢川河口の大川端で、特定の場所を魅力的な空間にする方法を考える「プレイスメイキング」の実証実験を初めて実施した。水辺の通りに誰でも自由に休める“憩いの場”を設けて、無料でコーヒーを提供した。住民や観光客が訪れて、お茶やおしゃべりを楽しみながら大川端の良さを再確認した。

 大川端を起点に旧町内の活性化を考えるきっかけをつくろうと企画。テーブル13台と椅子39脚、仮設コーヒースタンドも用意した。

 昼時になると、観光客の親子連れや旧町内の住民らが次々と訪れた。温かいコーヒーを片手に椅子に腰掛け、寝姿山や下田公園などの魅力的な景観を楽しみながらくつろいだ。旧町内に住む飯田智恵子さん(70代)は「ここも昔は元気だったのに今は寂しい。もう一度あの頃のにぎわいを取り戻したい」と語った。

 市建設課の職員は「大川端を入り口に街中に人を呼び込み、ペリーロードのような活気を創出できたらうれしい」と話した。

 【写説】コーヒーを飲みながらくつろぐ住民ら=下田市旧町内