■市内全域整備完了へ アンケート調査8割が「利用したい」

 下田市は、2018年度に市郊外の稲梓地区で光ファイバー網の整備事業を進める方針を決めた。民間事業者に補助金を支出して整備し、19年3月の供用開始を目指す。同地区を最後に市内全域で情報通信基盤が整う。

 稲梓地区は、市全体面積の52・5%(54・76平方キロメートル)を占めるが、世帯数は全体の10・1%(1114世帯)にとどまる。地区内では非対称デジタル加入者線(ADSL)が整備されているが、光ファイバー網は市内で唯一未整備だった。

 整備にあたっては、今後募集する民間事業者に整備費の一部を補助する。総事業費は約1億3千万円程度で、県の助成や過疎対策事業債を活用する。

 同地区内には伊豆縦貫自動車道のインターチェンジが2カ所開設される予定で、光ファイバー網の整備に伴い地区内への企業進出が期待される。

 市は今秋、地区内の隣組加入者全戸(883世帯)を対象にアンケート調査した。297世帯(33・6%)が回答し、光ファイバーを「すぐに利用したい」が167世帯(56・2%)を占め、「2年以内に利用したい」(5%)と「将来的に利用したい」(16%)を含めると228世帯(76・7%)が利用する意向を示した。

 他の賀茂地区5町では、光ファイバー網をほぼ整備済みという。