初登庁し抱負を語る岸町長=河津町役場

 河津町の出直し町長選で初当選を果たした岸重宏町長(67)は27日、町役場に初登庁した。「町民の期待の大きさを身に染みて感じ、身の引き締まる思いでいる。これから町民の意見を聞き、職員や議員の力を借りて皆さんが期待するような町にしていきたい」と抱負を語った。

 岸町長は、混乱した町の沈静化について「住民・議会・行政が一体となった町づくりを進めたい。一つずつ行政課題を解決していくことが皆さんの理解を得ることだし、一体となった取り組みに解決の道がある」と強調した。

 町複合施設整備計画の白紙撤回を受け「今後、意見を伺いながら取り組んでいきたい」とし、子育て支援関連施設については「町民要望の高い事業」と緊急性や重要性を理解する一方で「議会の意見なども聞きたい」との考えを示した。

 広く町民の意見を聞く方策は「まだ具体的ではない」と前置き「行政情報の幅広い提供、議会の承認が得られれば一般質問などのインターネット公開を考えている」と話した。

 副町長を退いて以来7年8カ月ぶりに登庁した。役場の中の状況を把握できていないため「各課の話を聞いた上で私の公約の優先順位を決め取り組んでいきたい」。職員には「公務員としての自覚、町の将来を見据えた前向きな姿勢で取り組んでほしい」と訓示した。

 ■「町民に寄り添った町政に」 高川選管委員長が当選証書付与

 河津町選挙管理委員会は27日、町役場で出直し町長選の当選証書付与式を開き、高川千里委員長が岸重宏町長に手渡した。

 高川委員長はあいさつで「町民に寄り添った町政運営を切にお願いする。公約実現にまい進し一つ一つ全力投球で取り組み、河津町発展のため、より一層の実力を発揮してほしい」と求めた。

 岸町長は「責任の重さを感じている。皆さんの支援・協力を受けながら“オール河津”の町づくりを目指してまい進したい」と述べた。

 【写説】初登庁し抱負を語る岸町長=河津町役場