任期満了に伴う松崎町長選・町議補選が28日、告示された。町長選は、前町議の長嶋精一氏(67)=岩地=、有料老人ホーム運営の森ペン氏(72)=江奈=、城西国際大・前副学長の石田益実氏(69)=江奈=の新人3人が、いずれも無所属で立候補を届け出た。各陣営は、喫緊の課題である町の人口減少・少子高齢化対策をはじめ、観光振興や防災・減災対策など、今後4年間の町政運営に向けた決意を訴え、5日間にわたる三つどもえの選挙戦に突入した。

 ■3日投開票 きょうから期日前

 投票は12月3日午前7時~午後7時(一部午後6時)に町内15カ所で行われ、午後8時から町環境改善センターで即日開票される。

 期日前投票は29日~12月2日の午前8時半から午後8時まで、場所は町生涯学習センター。27日現在の選挙人名簿登録者数は6112人(男2884人、女3228人)。

 ■長嶋精一候補(67)=岩地、無新 「財政の基礎づくりに全力」

 長嶋候補は松崎の長八美術館前駐車場で出陣式を行い、「2年間で、財政の基礎づくりに全力で取り組む」と第一声を放った。

 具体的施策として(1)町長報酬を半分に(残る半分を福祉に)(2)順天堂病院行きの直通バスを運行(3)買い物に不自由

な地域に曜日を決めてバスを運行−を掲げ、「できること、身近なこと、小さいことと思えることを着実に実行することで、必ず、この町を再生させる」と力を込めた。

 松崎町のあるべき姿として、物と心が豊かな「町民満足度の高い町」を掲げ、農林水産観光業が一体となった経済活性化、災害に強いまちづくり、医療福祉の充実・推進を訴えた。その上で「この地に診療所を誘致したいと思っている。松崎町には、医者が少なくなってきている。時間はかかるかもしれないが、必ず誘致を実現させたい」と決意を語った。

 ■森ペン候補(72)=江奈、無新 「新しい風で元気な町に」 

 森候補は自身が経営する江奈の有料老人ホームと保育園の前で第一声を放った。「元気な町をつくる。しがらみのある町長ではなく、誰にも縛られず自由に仕事をする必要がある。新しい風を吹かせる」と力を込めた。

 政策として高齢者施設の一大産業化を訴えた。「恵まれた環境でお年寄りに第二の人生、余生を過ごしてもらう。老人ホームはたくさんあっていい。基幹産業になるよう応援したい」と述べた。

 トップセールスによる観光振興も訴え「町長の名刺を持ち月の半分は町外に出る。ふるさと納税の勧誘を行い、増えた税収を新しい観光事業に使いたい」と語った。

 稲葉昭宏町議が応援に駆け付け「歴代の町長は皆地元だ。新生松崎をつくろう」とあいさつした。

 施設の高齢者や園児も詰め掛け、旗を振って大きな声援を送った。

 ■石田益実候補(69)=江奈、無新 「子育てが活性化の第一歩」

 石田候補は、江奈のパチンコ店駐車場で出陣式に臨み「これまでの経験の全てを出し、松崎の明日を切り開いていく」と第一声を放った。

 石田候補は「子どもが輝き、世界に羽ばたく子どもを育てることが地域活性化の第一歩」とし「そのためには町が元気でなければならない」と述べ、政策として健康長寿日本一のまちづくりや新たな産業の創出などを挙げた。

 さらに「私の経験や思いに加え、私には世界各地に後押ししてくれる人々がいる。そうした人々のアドバイスを受けながら松崎を日本一、世界に誇れる観光地にしていく」と力を込めた。

 親交のある元厚労相の柳沢伯夫氏が応援に駆け付け「堪能な語学力に加え、チャレンジ精神おう盛で、さまざまな問題を解決できる人。松崎、伊豆のために石田さんを信じて力を」とエールを送った。

 【写説】長嶋精一候補

 【写説】森ペン候補

 【写説】石田益実候補