上部を下げ座面を出せば椅子(右)にもなる木製歩行器と考案・製作者の土屋さん=河津町浜の天城カントリー工房

 ■妻の要望聞き改良、商品化 「足悪い人のために」

 河津町浜の「天城カントリー工房」会長の土屋宗一郎さん(75)が、椅子にもなる木製歩行器を考案・製作し「足の悪い人に使ってほしい」と商品化した。

 歩行器は、「木目がきれいで香りも良い」(土屋さん)町内産クスノキが素材。曲線を多用、体にしっくりくるようにした。土屋さんは「木の肌触りが良く、日本の住宅に合うデザイン」とアピールする。

 可動式の上部を下げ、はね上げ式の座面を出せば椅子として使える。キャスターを固定するストッパーを付け、座面下には収納スペースを設けた。

 木工職人の土屋さんは、妻が脚を悪くしてステンレス製の歩行器を使っていたことから「ぬくもりある木で作れないか」と思い立った。今夏から試行錯誤を重ね、妻の要望を聞いて使いやすく改良、今月完成させた。

 たまたま会社に来た人が完成品を見て「親に贈る」と購入を決めるなど好評で、早くも3台売れたという。

 基本サイズは高さ約85~65センチ、幅約60センチ、奥行き約55センチで重さは6キロほど。別注文で座面クッションや簡易テーブルも付けられる。価格は4万円(税込み)から。サイズは注文に応じる。問い合わせは土屋さん〈携帯090(3252)6986〉へ。

 【写説】上部を下げ座面を出せば椅子(右)にもなる木製歩行器と考案・製作者の土屋さん=河津町浜の天城カントリー工房