伊豆漁協が建て替えを決めた魚市場=下田市外ケ岡

 ■佐藤組合長「活性化の起爆剤に」

 伊豆漁協が下田市外ケ岡の「下田市魚市場」の建て替えを決めたことが5日までに、分かった。2021年度中に着工し22年度以降の供用開始を目指す計画だという。伊豆縦貫自動車道開通などを踏まえて観光客の誘致促進につなげる狙い。佐藤泰一組合長は「新しい市場を下田港周辺の活力再生と地元経済活性の起爆剤にしたい」と力強く語った。

 現段階の構想では、施設内に地元の農林水産物直売所や水産物加工所、温泉施設を設け、テナント誘致も含めて飲食店を2、3店舗に増やす案を検討している。市場に隣接する冷凍・冷蔵庫と製氷所は残す。施設規模や総事業費は未定だが国と県、市の補助を受ける。18年度に基本計画を策定し、20年度に実施設計を完了したい考え。

 建て替え中も市場の運営を続けるため、同漁協は「工期を複数回に分けたり、他の場所に仮の市場を設けたりするなどの案を考えている」という。

 現在の市場は鉄骨造り一部2階建てで、敷地面積約4200平方メートル。築45年以上が経過しているため老朽化が著しく、耐震不足も指摘されていた。事務所と荷さばき場、外部委託の食堂「金目亭」が入っている。キンメダイの水揚げ量日本一を誇り、年間水揚げ高は約20億円になる。

 【写説】伊豆漁協が建て替えを決めた魚市場=下田市外ケ岡