入居者と笑顔で接するスタッフ=下田市須崎の「須崎つわぶき荘」

 ■キャンペーン展開 介護者と入居者「ともに幸せに」

 下田市須崎の認知症対応型グループホーム「須崎つわぶき荘」(中野潤子代表)は、スタッフを対象に「キープ・スマイル・キャンペーン」に取り組む。「笑顔で接すれば、相手も幸せな気分になれる」とサービスの向上に努めている。

 同ホームは2016年7月、須崎半島の豊かな自然の中にオープンした。定員6人の小さなグループホーム。

 中野代表(68)は、夫が経営する精神科病院での接遇経験と、父母と義母の3人を介護した経験を踏まえ、グループホーム運営に乗り出した。

 「少人数だからこそ、家族的できめ細かなサービスが実践できる。治療が中心の病院や制約の多い大きな介護施設の隙間を埋めたい」と、日本一のグループホームを目指している。

 しかし、介護現場で笑顔をキープするのは、決して簡単なことではない。そこでスタッフのスキルアップと意識改革の第1弾として今回のキャンペーンを始めた。

 キャンペーンは、10人のスタッフ全員が毎日チェックシートで自己評価。(1)笑顔でいられましたか(2)目を見て話せましたか(3)目線を合わせていましたか(4)利用者の声や表情から要望を察知し、対応していましたか(5)スタッフ同士、良い雰囲気で仕事ができましたか―の5点をチェックし、ミーティングで反省点を出し合い今後に生かしていく。

 今後は話し方、声の掛け方、利用者との触れ合い方などのキャンペーンを展開していく考え。

 中野さんは「入居者との信頼関係を築き、ごく自然に『ありがとう』と声を掛けてもらうことが介護する側の最大の喜び。スタッフが生き生きと働くことが、入居者の幸せにつながる」と、日々挑戦を続ける。

 【写説】入居者と笑顔で接するスタッフ=下田市須崎の「須崎つわぶき荘」