放水訓練に取り組む消防署員ら=河津町大鍋の子守神社

 ■子守神社で夜間放水 「連携不可欠、協力し活動を」

 文化財防火デー(26日)に合わせて、下田消防本部と河津町消防団は25日夜、「第64回文化財防火訓練」を同町大鍋の子守(ねのかみ)神社で実施した。下田消防署と河津分署の消防署員、消防団員ら約90人が参加し、情報伝達や放水手順を確認するなどして連携強化を図った。

 訓練は、同神社付近で火災が発生し、本殿や周辺の山林に延焼する可能性があるとの想定で実施した。近所の住民から119番通報を受け、消防ポンプ車など緊急車両11台が出動。署員らは迅速で息の合った連携をみせながら、近くの川から水を引いて消火活動に当たった。訓練後、渡辺浩一郎消防長は「火災現場では消防団との連携が不可欠。今回の訓練を生かして、実際の現場でも協力して活動に当たってほしい」と話した。

 文化財防火デーは1949年1月26日に、法隆寺金堂の壁画が焼損したこと受け制定された。同神社は江戸時代中期から続くとされる伝統芸能「御神楽(おかぐら)」が県指定無形民俗文化財になっている。

 【写説】放水訓練に取り組む消防署員ら=河津町大鍋の子守神社