お客に注文のカレーを配膳する高校生(右)=下田市一丁目の「ナンズ・キッチン」

 ■カレー100食“完売”

 下田市一丁目の飲食店「ナンズ・キッチン」で27日、「高校生カフェ」が行われた。県立下田高南伊豆分校の女子生徒4人が2種類のカレーを作って販売し、接客も体験した。多くの客が来店し、限定100食のカレーはほぼ完売した。

 女子生徒は、園芸科2年の斎藤知歩さん、東七海さん、高橋真優さん、和泉莉梨樺さんの同級生4人。

 ナンズ・キッチンは職業体験の受け入れなどで分校と接点があり、学校側にチャレンジショップの協力を申し出ていた。生徒に呼び掛けたところ4人が「地域を元気にしたい」「人や社会と関わりたい」などと手を挙げた。

 同店の料理指導を受け第1弾として昨年12月18日、南伊豆町・下賀茂商店街の街灯完成イベントの際に「創作おでん」を販売。開始30分で50食完売した。

 今回は、「まじ卍カレー(キーマカレー)」と、カボチャやブロッコリーなど5種の野菜を入れた「冬野菜カレー」の2種を、ドリンク付き800~900円で提供した。前日から仕込み、「高校生カフェ」と入ったTシャツも作った。

 午前11時半の販売開始とともに、テイクアウトを含め続々と注文が入り、4人は大忙し。客の評判も上々で「おいしい」と声が上がるたび笑顔を見せた。

 同店の梅田直樹マネージャーは「SNSの世界ではなく、実際に色々な人と接することで得るものも多いと思う。若い人がチャレンジし、町が元気になる一つのきっかけになればうれしい」と期待を寄せた。

 【写説】お客に注文のカレーを配膳する高校生(右)=下田市一丁目の「ナンズ・キッチン」