解禁を受けて岩場に生えた磯ノリ採りに励む女性=西伊豆町の黄金崎海岸

 ■厳冬期の海、生育順調

 西伊豆町宇久須地区の海岸で1日、磯ノリ採りが解禁となった。朝から地元の住民らが次々と海辺の岩場に繰り出し、生育している黒々とした磯ノリを丁寧にかき採った。

 伊豆西海岸で水温が下がる時期に採れる磯ノリは、厳冬期の風物詩として知られる。今季は生育も順調で、住民らは地元で「かな貝」と呼ばれる特製の金属ヘラや、先が針金状の束になった手作りの道具などを使って岩にびっしりと付いた磯ノリを手際よくかき採り、袋に集めていった。

 収穫した磯ノリは水洗いした後、晴れた日に天日干しして完成。さっと火であぶると、特有の磯の香りと風味が楽しめる。多くが自家消費され、長年家族で採り続けているという宇久須の女性(65)は「おにぎりにして食べるとおいしくて、毎年この時期を楽しみにしている。ぜひ、友人や親戚にも配ってあげたい」とほほ笑んだ。

 【写説】解禁を受けて岩場に生えた磯ノリ採りに励む女性=西伊豆町の黄金崎海岸