■西海岸生産者と連携

 西伊豆町は、伊豆西海岸の生産者らと連携して、仁科地区の海沿いに新たな農林水産物を扱う産地直売所の整備を計画している。地元の漁港で水揚げしたばかりの新鮮な魚介類や、地場産の採れたて野菜などが誰でも気軽に購入できる産直所で、早ければ2020年のオープンを目指す。

 ■国と折衝 20年稼働へ

 1次産業の底上げが主な目的で、伊豆西海岸の地場産品を通じた、新たなにぎわいと交流の創出が期待される。現在、内閣府や水産庁と折衝を進めている。昨秋に町や農業者、漁業者、観光・商工関係者らで立ち上げた準備委員会を通じて、検討を進めている。地元農水生産者の所得増加、生産意欲の向上にもつなげたい考えだ。

 扱うのは西海岸ならではのサザエやアワビ、イカ、伊勢エビなどをはじめとした取れたての新鮮な魚介類や、地元で育てられた季節の野菜など。施設の一角には、海や山、川の体験レジャーの要望に応えられる案内窓口なども配置する予定。また地元の飲食店は、直売所から仕入れた地の物を使った料理を提供することもできる。

 建物は1階建てを検討中。一般の車両や観光バスが出入りしやすい場所を想定し、2018年度に計画設計、19年度中の工事完成を見込んでいる。

 町は「西伊豆の産品を外に向けてPRし、地産地消が盛んになる拠点としていきたい。生産者にとっては、1次産業で地元に戻って仕事ができる機会を増やしたい」と話している。