太鼓や笛の音に合わせて神楽を奉納する地元若衆=西伊豆町中の駒形神社

 西伊豆町中の駒形神社で11日、町指定無形民俗文化財の神楽が奉納された。住民が見守る中、若衆が舞を神前にささげて五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願。奉納後には、境内に集まった子どもたちに威勢良く豆や菓子を振る舞い、今年一年の無事を祈った。

 寺川地区に伝わる神楽奉納で、江戸時代後期の1840年代に始まったとされる。獅子頭をかぶった若衆たちが、太鼓や笛の音色に合わせて「サガリハの舞」「鈴の舞」「神の舞」「くるいの舞」の4曲を勇壮に披露。境内に集まった人たちが大きな拍手を送った。

 毎年2、11月の年2回奉納している。当時唯一の輸送手段だった馬力馬と農耕馬が祭られ、現在は五穀豊穣を祈願する農業の神様として信仰されている。

 奉納後の豆まきは、地元青年会が実施した。

 【写説】太鼓や笛の音に合わせて神楽を奉納する地元若衆=西伊豆町中の駒形神社