ハウス内でカーネーションの状態をチェックする田村さん=東伊豆町稲取

 ■形、美しさなど高評価

 国内最大規模とされる「第67回関東東海花の展覧会」(1都12県、日本花き卸売市場協会など主催、農林水産省など後援)の花の品評会・カーネーション部門で、東伊豆町稲取の田村安雄さん(69)が最高賞の農林水産大臣賞に輝いた。田村さんは「まさか受賞できると思わなかった。一生に一度もらえるかどうかの素晴らしい賞。夢みたい」と喜んでいる。同町生産者の最高賞受賞は2年連続という。

 展覧会は東京都豊島区で2月初旬に開催。品評会は10部門が行われ、1都12県の生産者が約1770点を出品し、創造性や制作技術を競った。カーネーション部門には154点が集まり、審査員4人が▽花の形状・美しさ▽花と茎と葉のバランス▽商品性−など5項目で審査した。

 田村さんは緑色の花びらが特徴的な「スプレーカーネーション」を出品。審査員から花の輪数の多さやボリューム感、花びらの発色の美しさ、全体的なバランス、栽培管理の良さなどを高く評価された。

 田村さんは花の栽培歴約40年。約10アールのハウスで国内外の8、9品種、年間で10~15万本のカーネーションを栽培し出荷している。「今年の出来栄えは例年と比べて若干劣るかな」と謙遜するが、「水や肥料やりなど、普段の地道な作業でとにかく手を抜かないこと」が良い花を作るのに必要だと語った。

 田村さんは12日、農水相賞を受賞した県内の県中西部の2人とともに静岡市の県庁を訪れ、川勝平太県知事に報告した。

 【写説】ハウス内でカーネーションの状態をチェックする田村さん=東伊豆町稲取