ヒマワリの種を運んできた風船と紙袋=下田市三丁目の下田公園

 ■阪神大震災の教訓伝承

 「天まで届け みんなの夢」「全ての子どもたちが幸せに育ちますように」−。こんなメッセージとともに、阪神淡路大震災からの復興を象徴する「ヒマワリ」の種が黄色い風船に運ばれて、神戸市から下田市三丁目の下田公園まで届いた。

 風船を見つけたのは同公園の管理業務に従事する笹本義和さん(56)。29日午後、アジサイの手入れ中に「キラッと輝く黄色い物が地面に落ちていた」という。風船にはたこ糸で茶色の袋が二つ結びつけられており中に種が入っていた。

 この風船を飛ばしたのは、神戸市立君影小の2017年度卒業生・在校生約70人と、その保護者らだ。同市の青少年育成協議会君影支部(為美苗支部長)などが主催する卒業・進級を祝う催しの中で、震災の教訓を伝えることも踏まえて5年ほど前から行っているという。

 為支部長は、本紙の電話取材に対し直線距離で約200キロある下田まで風船が届いたことに驚き「奈良県まで飛んだことがあるが下田は想定外。すごくうれしい」と話した。

 【写説】ヒマワリの種を運んできた風船と紙袋=下田市三丁目の下田公園