総代会で1年間を総括する佐藤組合長=下田市民文化会館

 ■キンメ水揚げ16%減

 伊豆漁協は30日、2017年度通常総代会を下田市民文化会館で開いた。同年の実績が事業総利益5億3600万円、経常利益1400万円と前年を下回ったことを報告。実質当期剰余金(純利益に相当)は3300万円を計上した。18年度事業計画や中期経営計画など12議案を審議、承認した。総代会後の役員改選では、佐藤泰一組合長の3期目再任を含む理事、監事計21人を決めた。任期はいずれも3年。

 組合員131人中、委任状を含む127人が出席した。17年度の水揚げ量は、主力のキンメダイが1200トン(前年比16%減)だった。底立てはえ縄船が1隻減少したことやサメなどの食害の影響があったとみられる。

 他の主な魚介は、伊勢エビが秋以降の不漁で70トン(11%減)、イカが産卵期の水温異常などが原因で52トン(24%減)と前年を下回った。一方、サザエは154トン(34%増)、アワビは20トン(54%増)と増えた。テングサは90トン(18%減)だったが、高値のため約300万円を計上できた。

 仁科の沖あがり食堂、下田の金目亭の運営は好調だった。ふるさと納税の販売額は支所合計で5400万円(38%減)だった。

 佐藤組合長は冒頭のあいさつで、仁科の農林水産物直売所の開設計画に期待を寄せ、東伊豆町の稲取漁港直売所整備についても「廃止となっているが、漁協としては他の方法を模索し何とか開設にこぎ着けたい」と述べた。

 同漁協の財務体質改善にも言及し、各支所が独立採算制をとる現在の仕組みを改め、統一する方針を示した。

 組合長を除く役員は次の通り(かっこ内は支所、○は新任)。

 【理事】鈴木精、栗田宇一(稲取)加藤紀久夫、長谷川一夫、○鈴木篤(下田)佐野譲(南伊豆)○高橋勝由、○渡辺友一(松崎)鈴木恵輝、塩谷奉民(仁科)沼野文雄、○山本方正(田子)藤井茂行、西宮恂夫(安良里)鈴木雅俊、○金刺弘隆(土肥)

 【監事】渡辺昌宏(稲取)○山本清志(安良里)○鈴木俊博(土肥)○楠重吉(南伊豆)

 【写説】総代会で1年間を総括する佐藤組合長=下田市民文化会館