稲取と伊豆大島を結んだ高速ジェット旅客船=東伊豆町の稲取港

 ■補助なく、欠航も影響

 東伊豆町稲取―東京都伊豆大島を結び東海汽船が季節運航した高速ジェット旅客船の利用者数(速報)がこのほど、まとまった。3年目の今年は1月28日~4月8日の71日間で6995人となり、前年を1763人、20・1%下回った。運賃の補助がなくなり寒さ、荒天による欠航が大きく響いたという。

 まとめによると、1月が287人、2月が3145人、3月が3152人、4月が411人で、集客の見込める2月と3月が千人以上、25~26%の大幅な減少となった。2月は厳しい寒さと河津桜まつり(河津町)の入り込み減、3月は昨年ゼロだった全便欠航が6日間あったことが影響したとみている。

 定期航路就航に力を入れる町観光商工課は「災害復興支援で都が補助金を出していた昨年より利用者が減少することは想定していた。想定より減少幅は大きくなかったが、来年以降の集客策を考えていきたい」と話した。

 稲取―大島航路は一昨年、定期船廃止から13年ぶりに復活した。今年も伊豆大島椿(つばき)まつり(1月28日~3月25日)に合わせたが、昨年より6日間延長し春休みの利用客増を目指した。運航は1往復2便~往路2便、復路3便だった。所要時間は35分。

 【写説】稲取と伊豆大島を結んだ高速ジェット旅客船=東伊豆町の稲取港