持ち寄ったワサビを投票する生産者=下田総合庁舎

 ■今回は見合わせ

賀茂地区のワサビ生産者でつくる「南伊豆山葵生産組合」(土屋一幸組合長、46軒)は27日、下田総合庁舎で品種検討会を開き、生産者が持ち寄った品種の増殖を検討した。

 ワサビ田は、地域により立地、気象、土質、水質などが異なる上、人為的に栽培環境をコントロールすることが困難なため、地域に適した品種が求められる。このため、品種検討会を毎年開催し、優良品種の選抜とその普及に取り組んでいる。

 検討会には生産者24人が参加。生産者が持ち寄った24点のワサビを一人2点ずつ投票した。数点を選んだ上、専門機関で組織培養するか否か検討した結果、今回は見合わせることに決めた。

 冒頭あいさつに立った土屋組合長は「今年は高値で取引されているが、ずっと続くわけではない。下落して問われるのは、やはり品質。それぞれのワサビ田に合った品種を選んで栽培してほしい」と、品質の向上を呼び掛けた。

 【写説】持ち寄ったワサビを投票する生産者=下田総合庁舎