昨年10月に下田市高馬の下田循環器・腎臓クリニック(医療法人社団望洋会運営、花房雄治院長)で約1億3千万円の使途不明金が発覚し、直後に元事務長の30代の男が失踪した問題を巡り、下田署が2日までに、業務上横領の疑いで同病院の提出した刑事告訴状を受理し、正式な捜査に着手したことが分かった。

 同病院によると、元事務長は少なくとも昨年10月まで約5年間にわたり、多額の診療費などを出納帳に記入し入金したように見せかけ、実際は同病院名義の預金口座に入れず着服していた疑いが持たれている。

 元事務長は失踪の約1カ月後、自転車を盗んだ疑いで千葉県松戸署に身柄を拘束されたが、釈放後に再び行方がわからなくなった。